火災事故の一要因とされるバイパスダイオード故障調査がスタート。無償点検の希望者を募集します

お知らせ
2016年12月20日
測定は発電しない夜間に行います

測定は発電しない夜間に行います

PV-Netでは、今年度から3年間の予定で、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の委託を受け、「太陽光発電システムの安全確保のための実証」の調査研究を行います。主な内容は「太陽光発電の自然災害被害の把握」と「火災防止のためのバイパスダイオード回路の故障調査」。このうち2つ目のバイパスダイオード(BPD)の故障は、従来の計測、点検では見つけることはできず、現時点では故障発生の実態が明らかとなっていません。

鳥のフン、落葉、障害物が原因で太陽光発電モジュールに陰ができた際、その部分が局部的に加熱されます。これをホットスポット現象と呼びます。この時、異常加熱を防止するよう働くのがBPD です。ところが BPD が故障していると加熱が進み、発煙に至るケースが確認されています。発煙部に鳥の巣や落ち葉などの可燃物があると、極めて稀ですが、火災につながる危険性も指摘されています。

この BPD の故障実態について、NEDO の研究調査の一環として、会員のみなさまの太陽光発電システムで調査させていただきたく考えております。火災の危険性の有無を判定しますので、ご自宅の太陽光発電システムを安心して使うためにも、ぜひとも調査へのご協力をお願いいたします。なお、調査は、発電の行われていない日没後に行うことをお含みください。実施に際しては、各県の地域世話人がご相談のうえ、調査を行います。

ご協力いただけます方は「調査申込書」をご記入のうえ、メール、FAX などで、各対象地域担当者までお送りください。

< 申し込み期間 >
12月20日(火)~1月31日(火)

調査申込書(PDF) 調査申込書(Word)

※太陽光発電システムの設置地域や場所、条件により、ご希望に添えない場合もあります。あらかじめご了承ください。