#気候危機はいのちの問題 0923気候マーチ@渋谷レポート

コラム
2022.09.26

「What do we want ?(何を求めているの?)」
「Climate justice !(気候正義!)」
「When do we want it ?(いつ求めるの?)」
「Now !(今!)」

2022年9月23日、小雨がちらつく渋谷の街を舞台に、気候マーチが開催されました。「気候危機はいのちの問題」というスローガンのもと、年齢も職業もさまざまな約400名の人たちが国連大学前に集結。プラカードを掲げ、コールを上げながら、表参道から原宿、渋谷の3キロの道のりを練り歩きました。

このマーチは、スウェーデンの環境活動家、グレタ・トゥンベリさんから始まった世界的なムーブメント「Fridays For Future(以下FFF)」が組織した気候アクションです。コロナ禍の影響もあり、3年ぶりの世界一斉開催となった今回は、世界150ヵ国、4,500ヵ所で行われ、参加者は約760万人にものぼります。

PV-Netも賛同・協力団体として、350 Japan、グリーンピース・ジャパン、FoE Japan、Media is Hopeなどの環境NGOと共に参加しました。

0923気候マーチ

動き出す若者たち

気候変動問題に対して、世界中の若者が動き出しています。東京でもこの深刻な問題を多くの人に伝えようと、雨のなかでも、急峻な坂道でも、声を上げ続ける若者たちの姿は本当に見事でした。

近年、気候変動への将来の不安から「気候不安症(エコ不安症)」を発症する若者が増えているといいます。このような世代間のアンジャスティスが生じている時点で、気候変動は「今、ここにある危機」なのです。直接的・間接的を問わず、こうした事態を引き起こしてきた大人たちは、責任を持たなければいけません。

現場の若者

System Change not Climate Change(気候変動じゃなく、システム変動だ)

気候変動は単なる環境問題ではありません。むしろ、現代社会のシステム全体に深く根ざしている問題です。資本主義と物質主義は、社会や企業を利益追求に走らせ、それを達成するために、消費者はますます不要なものを切望するようになりました。これらはすべて過剰な生産によって引き起こされます。多くの貴重な天然資源を搾取し、廃棄物と汚染を生み出し、熱帯雨林を伐採し、野生動物の生息地や先住民の領土を破壊してきた結果、わたしたちは気候危機という破滅の淵に立たされているのです。

このように気候正義は環境に関するものだけではなく、人権、動物の権利、男女平等など、複合的な要素を含みます。それを表すように会場では、「(LGBTの象徴である)レインボーカラー」や「100%Vegan」「Socialism or Extinction (社会主義か、絶滅か)」など、さまざまメッセージが書かれたプラカードを目にしました。

解決策としての再エネの重要性

PV-Netが活動の中心に据える再生可能エネルギー普及も、彼らが強く唱えているテーマの1つ。大手銀行に化石燃料関係プロジェクトの融資引き揚げを求めるダイベストメント、企業のRE100推進、公共交通へのシフト、原発反対など、エネルギーシフト運動は気候変動対策に不可欠なアクションです。PV-Netとしてはこれからも、太陽光発電の一層の普及・拡大に向けて取り組んでいきます。皆さんもそのアクションの第一歩を、一緒に踏み出しませんか?

再エネ100%の世界へ

取材・文:カクイシン