伊東市宇佐美の大丸山に太陽光発電による大文字が点灯!

地域交流会
2015年10月1日

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伊東市宇佐美の街並みと広大な海を見下ろすことのできる大丸山。日が暮れると、この山の中腹に現れる「大」の文字が、いま市内で話題となっています。

そのきっかけとなったのは、この地方を襲った2004年(平成16年)の台風22号。大丸山は多くの木々がなぎ倒され、禿げ山と化しました。「宇佐美の森を守る会」などが植樹を行い山の整備が進むなか、この山からの眺望がいいこと、また、ハイキングコースの脇にありアクセスも良好なことから、地元関係者らはこの大丸山を新たな観光名所にしたいと思うようになったと言います。そんな時、PV-Net静岡地域交流会に、宇佐美地区の有志メンバーからある相談を持ちかけられました。その内容とは、大丸山に大文字を点灯させたいというもの。そして今年の夏、その計画がようやく実現に至りました。

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「大」の文字を浮かび上がらせているのはもちろん炎の光ではなく、LED照明。太陽光パネルとバッテリーを併せた独立型電源で、日中に蓄電した電力で点灯させています。大文字は日没から2時間ほどで消灯するようになっており、不安定な天候が続いても電力に余裕を持たせた設計としました。それでも当初は、バッテリー容量が不足するなどの問題が起きましたが、増設を行うなどして、現在は順調に稼働しています。

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こうした地域での活動が評価されてか、地元のスーパー「アピタ伊東店」が開催するエコ博から、初めての出展依頼がありました。10月24日、25日は張り切って出展しますのでぜひ遊びに来てください!

写真・文/PV-Net静岡地域交流会